自衛隊サイバー防衛隊
自衛隊に“サイバー防衛隊”開設!中国の脅威に対処(ZAKZAK 2011年1月21日)
中国などによるサイバー攻撃の脅威に対し、政府は21日、攻撃能力も有する陸海空3自衛隊の統合部隊「サイバー空間防衛隊」を発足させる方針を固めた。他国のサイバー攻撃を「武力攻撃」と認定し、サイバー空間での「自衛権発動」に道を開く法制面の整備も加速させるという。 昨年、防衛関連企業や政府機関、国会へのサイバー攻撃の多発したことを受け発足が決まった同隊。100人態勢で来年度末にスタートし、現行の陸海空3自衛隊の統合部隊「指揮通信システム隊」(150人規模)の傘下に配置。サイバー戦争を模した訓練も実施し、既存のコンピューターウイルスを攻撃手段として利用するほか、攻撃手段としての新型ウイルス開発も検討する。 武力攻撃(有事)の認定基準は、(1)攻撃手法がコンピューターウイルスや不正アクセス(2)重要インフラやライフラインに大規模な被害(3)国民の生命・財産を脅かす−の3要件が満たされる案が有力。しかし、当事者の特定が難しいことなどが、「自衛権発動」のネックになるとの見方もある。 |