文部科学大臣の高木義明が主張した国会常任委員会の品位・期待・責任

2002年3月20日 衆議院議院運営委員会


高木義明民主党
議員鈴木宗男君は、(中略)自身が、北方四島人道支援事業の私物化問題や、我が国の北方領土返還政策をねじ曲げたこと、また、アフリカにおける我が国ODAと同君への政治資金供与にかかわる疑惑等々、我が国外交政策への信頼を大きく失墜させました。しかも、同君をめぐる疑惑は、こうした外務省にかかわる問題にとどまらず、在日ロシア大使館参事官をめぐる警察庁への圧力問題を初め、北海道開発庁や多くの省庁にわたって次から次へと明らかになるという、驚くべき多岐にわたっております。
本来ならばみずから進んで議員辞職すべきところを、肝心の疑惑に対して何ら反省の意をあらわさず、事実を明らかにしようとしていないことは、到底看過できるものではありません。よって、本院は、鈴木宗男君が、今こそ、その責任を自覚して議員を辞し、国民に陳謝し、みずからの政治的道義的責任を明らかにすることを強く求めます。
なお、議員鈴木宗男君は、本院の議院運営委員長という要職を歴任しております。一連の疑惑は、公平にして国民の信頼と尊敬を集めるべき本院と議院運営委員会の品位を傷つけ、国民の期待に背くものであります。その責任も重大であります。
以上のとおり、我々は、議員鈴木宗男君がみずから速やかに議員の職を辞することを勧告する決議案を提案するものであります。

高木義明は現在は文部科学大臣ですが、2002年の鈴木宗男議員辞職勧告決議の提案趣旨説明において
「鈴木が衆議院議院運営委員長という要職を歴任したことを挙げ、「(鈴木宗男議員の一連の疑惑は)公平にして国民の信頼と尊敬を集めるべき衆議院議院運営委員会の品位を傷つけ、国民の期待に背くものであり、その責任は重大」と述べてましたよね?

高木義明は2009年9月に民主党理事として議院運営委員会自民党公明党共産党鈴木宗男が刑事被告人であるとする問題点を聴いた上で、鈴木宗男の外務委員長の起用に賛成しました。

民主党収賄罪で一二審で有罪判決を受けて上告(2010年9月に有罪確定)していた鈴木宗男の外務委員長就任は
「公平にして国民の信頼と尊敬を集めるべき衆議院と外務委員会の品位を傷つけ」ないものであり、
「国民の期待に背」かないものであり、
「その責任は重大」ではないものである、
とお考えのようです。

公平でなく、国民の期待に背き、責任を軽視する民主党に日本国民は支配されましょう!

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