倒閣の手順は首相の党首権限剥奪から

統一地方選挙民主党惨敗で民主党執行部の責任論が浮上しています。

執行部退陣をするなら衆議院の内閣不信任可決でも参議院の首相問責可決でもなく、まず菅首相の党首権限を剥奪すべきです。

そのためには民主党の国会議員の3分の1以上の賛成で、速やかに両院議員総会を開きます。この党大会に次ぐ両院議員総会の場で菅直人代表解任決議を可決して、党首権限を剥奪させます。ただ解任規定がない不備から居座る可能性がありますので、まず両院議員総会で代表を解任できる党規約改正が必要になるでしょう。

それから、菅直人以外の人間を民主党代表に選出し、民主党新執行部を立ち上げます。菅直人首相から党首権限を剥奪した一民主党国会議員にします。

それでも菅直人が首相辞任をしない場合、再び両院議員総会で首相退陣決議を可決します。

それでも首相辞任しなければ民主党から除名させます。

巨大政党である民主党から除名され一非民主党国会議員になっても首相辞任をしなければ、そこで初めて民主党党議拘束で法的根拠のある倒閣である菅内閣不信任決議を可決します。

こうすれば、東日本大地震の被災地や一票の格差による違憲状態を無視して菅直人衆議院解散しても、菅直人は巨大政党である民主党以外から立候補をし、民主党は巨大政党として菅直人に対して刺客候補を擁立することができます。

このようなことで首相の巨大与党の党首権限を剥奪させてたり、一無所属議員にさせたりしてから、内閣不信任決議を可決して、法や規則から政治的権限から順序立てて倒閣するべきでしょう。

もっとも、ポスト菅を誰にするかという問題がありますがね・・・。実際、今の民主党にはこの人こそ「ポスト菅」にふさわしいという空気が全然ないですからね・・・。

後、問題は民主党の国会議員の3分の1以上の賛成で両院議員総会を開かせようとしても、民主党規約には「速やかに」としか規定しておらず、民主党両院議員総会長である直嶋正行(バックは民主党執行部)の意向で引き伸ばす可能性があること。
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