鉢呂吉雄経済産業大臣のスピード辞任

鉢呂経産相が9日目のスピード辞任(日刊スポーツ 2011年9月10日)


鉢呂吉雄経済産業相(63)は就任からわずか9日目で辞任した。最重要課題に掲げる原子力政策の担当者だけに、野田政権への打撃は計り知れない。閣僚辞任は過去にも政権が下り坂に向かう契機になった例がある。

菅前政権では7月、東日本大震災の本格復興を担う目玉ポストに就いた松本龍復興対策担当相が被災地での放言によりやはり任命から9日目に辞任。菅直人首相の任命責任を問う声が民主党内からも上がり、早期退陣論が加速した。

戦後の最短記録は1988年12月当時、竹下内閣の長谷川峻法相。リクルート事件に絡んで任命4日目で職を追われた。2番目は2008年9月当時の中山成彬国土交通相で、日教組批判発言のため辞任したのは任命から5日目だった。

2007年9月には、当時の安倍改造内閣で起用された遠藤武彦農相が、国の補助金不正受給問題により任命8日目で辞任に追い込まれ、内閣もその後20日余りで総辞職した。

1997年9月当時、第2次橋本改造内閣で初入閣した佐藤孝行総務庁長官はロッキード事件の有罪判決に対する批判で激しい批判を浴びて12日目に辞任。橋本龍太郎首相も求心力を失うきっかけとなった。

鉢呂吉雄経済産業大臣が就任9日目で辞任しました。初入閣のスピード辞任としては安倍内閣遠藤武彦農相並みだな。

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