山岡賢次国家公安委員長の裏金疑惑

【山岡賢次研究】民主・山岡氏の“裏金疑惑”全部バラす!元後援会長が怒りの告発ZAKZAK 2011年11月16日)


TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加をめぐる民主党内対立がくすぶっているが、国会では、数多くの疑惑が指摘される山岡賢次国家公安委員長兼消費者担当相の適性問題も過熱している。15日の参院予算委員会では、自民党議員が問責決議案提出を視野に、山岡氏を厳しく追及。こうしたなか、山岡氏の裏金疑惑を告発している山岡氏の元後援会長で、栃木県真岡市の福田武隼元市長夫妻が、夕刊フジにすべてを語った。

自民党山本一太参院議員「山岡氏の閣僚任命を適材適所だと思っているのか」

野田佳彦首相「政治経験などを踏まえて判断した」

15日午前の参院予算委員会でこんな質疑応答があった。山本氏が仕方なく、枝野幸男経産相蓮舫行政刷新相に同様の質問をすると、2人は「任命権者は総理なので…」と、答弁から逃げた。

マルチ商法業界との関係など、複数の疑惑を指摘されながら、山岡氏は閣僚に居座っている。このことを、元後援会長で病院理事長を務める福田氏と夫人はこう語る。

「山岡先生が大臣になったことにあぜんとしています。よりによって警察と消費者行政なんて…。最もふさわしくないポストという印象です」

2人が怒りをあらわにするのには理由がある。山岡氏から裏金を要求され、2000年から03年にかけて「コンサルタント料」として関連会社に振り込んでいたのだ。

「00年12月16日の夜、山岡先生と秘書が突然、自宅に訪ねてきました。翌年4月に市長選挙を控えており、激励かと思いましたが、山岡先生らは『秘書1人が市長選挙にかかりきりだ。600万円を支払ってほしい』と切り出してきたのです」

福田夫妻は唐突な申し出に戸惑ったが、自らの選挙や、後援会長でもあり断れない雰囲気だった。最終的に、福田夫妻は、山岡氏側から提案された「病院の経営コンサルタント料」として、月15万円、36回、540万円の支払いに合意。00年12月20日付で契約書が交わされ、01年1月から支払いが始まった。

公職選挙法は第221条で『買収及び利害誘導罪』を設けており、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する−としている》

その後、福田夫妻は山岡氏と決裂。コンサルタント料の支払いも打ち切った。それまでに27回、計405万円が山岡氏の関連会社「ニューワールド」に振り込まれた。

福田夫妻は沈黙を守っていたが、09年に山岡氏のマルチ問題が発覚すると、裏金について朝日新聞週刊新潮に告発。山岡氏は名誉毀損で新潮社側を提訴したが、昨年5月、自らの主張に理由がないと認める「請求放棄」手続きを取った。

《山岡氏は8日の衆院予算委員会で、この疑惑を追及され『私も秘書も後援会長の選挙に総力を結集した。(選挙で)お金をもらったことはない』といい、請求棄却は『当時、野党国対委員長を務めており忙しかった。証言に立つ時間がなく、弁護士に処理を任せた』と語った》

福田夫妻は語る。

「山岡先生の国会答弁は事実に反する。『よく平然と…』と思います。山岡先生には問題が多すぎる。野田首相はどうして任命したのでしょう」

山岡氏が抱える疑惑や問題を徹底研究する。


人気ブログランキングへ