新党「大地・真民主党」

民主党に離党届を提出した内山晃元総務政務官（千葉７区、当選３回）ら９人は２８日、国会内で記者会見し、「来年のしかるべき時期に新党を作る。野党として民主党が正しい方向に行くよう是々非々で対応する」と述べ、年明けに新党を結成する考えを表明した。

野田政権が進める消費税増税や環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）交渉参加などに反発したことが離党の理由だ。内山氏は「国民と約束したマニフェスト（２００９年衆院選政権公約）をほごにしている」と野田首相を批判した。

民主党執行部は、年明けの役員会などで９人の離党を認める方針。党内の結束の乱れが集団離党に発展したことで、野田首相の政権運営への影響は避けられない情勢だ。

一方、仮釈放中の鈴木宗男元衆院議員は２８日、東京都選挙管理委員会に新党「大地・真民主党」の設立を届け出た。

所属議員は、衆院議員が無所属の松木謙公（北海道１２区、当選３回）、無所属の石川知裕（同１１区、同２回）、新党大地の浅野貴博（比例北海道、同１回）の３氏。参院議員は、２８日に民主党に離党届を提出した横峯良郎（比例、同１回）、無所属の平山誠（比例、同１回）の２氏だ。

新党大地20+ 件代表の鈴木宗男前衆院議員が２８日、無所属の松木謙公（道１２区）、石川知裕（道１１区）両衆院議員らと「大地・真民主党」を結成したことに、道内の民主党関係者から驚きや警戒の声が上がった。新党大地20+ 件は２００９年の前回衆院選で民主党と選挙協力を行っており、今後の対応が次期衆院選に微妙な影響を与えそうだ。

民主党北海道の岡田篤幹事長は「驚いた。新党が民主党との関係をどうするつもりか見極めなければ何とも言えない」と話し、松木氏と石川議員の地元と早急に対応を協議する方針を明らかにした。

前回衆院選で新党大地は小選挙区で民主党候補を支援する見返りに、比例代表道ブロックで協力を受け、約４３万票で１議席を獲得した。鈴木前議員は今月６日の仮釈放後、民主党批判を強めており、別の幹部は「次期衆院選で主導権を握ろうと、民主党との駆け引きを一層強めてくるだろう」と警戒する。

あるテレビコメンテイターは「メンバーからして、鈴木宗男復権運動」とか語っていたなあ。

まあ、この手の新党は殆どの場合は一過性でおわっちゃうからなあ。河村たかしが結党した「減税日本」は国会議員1人が所属する国政政党だけど、全然注目されていないし。

政党助成金目当てとも言われているが、代表者が賄賂罪、政治資金規正法違反、偽証罪で有罪になって公職選挙において被選挙権がない鈴木宗男が代表の政党が政党助成金をもらえるというのはやはり問題だと思う。代表者が衆院選の被選挙権がない人間には政党助成金を交付しないという仕組みに変えるべきではないか？