高校サッカー決勝順延

両校優勝より「決着を」=鵬翔、京都橘とも延期歓迎−高校サッカー

時事ドットコム 2013年1月14日


午前中に降った雪が激しさを増した。首都圏開催の大会としては、初となった悪天候による延期。初優勝を目指して意気込んでいた鵬翔、京都橘の両校イレブンからは、ともに仕切り直しを歓迎する声が上がった。

鵬翔の矢野主将は「両校優勝は嫌だと、みんなで話していた。決着をつけて優勝したい」と日本一への強い思いを口にした。チームは一度宮崎に帰って調整。「体調管理に気をつけて、普段通り過ごしたい」と気を引き締めていた。

京都橘も気持ちは同じ。5得点で得点ランキング首位の小屋松は「両校優勝になるくらいなら、きょう無理やりでもやりたい」と言った。ただし、4得点の仙頭とともに故障を抱えているため、延期にはありがたい面も。「いい状態に近づけるよう調整したい」と、与えられた余裕をプラスに捉えていた。

両校監督にとっては、作戦を練り直すことにもなる。京都橘の米沢監督は「緊張してきょうを迎えていると思うので、一度リラックスさせたい」と選手を気遣った。鵬翔の松崎監督は「地元で騒がれ、浮ついた気持ちになることが心配。大変な一週間になる」と厳しい表情も。

19日に順延された高校サッカー決勝は京都橘の勝ちだな。鵬翔は地元に帰るから、練習に集中できないでしょう。