小沢一郎が無罪か有罪かよりも、民主党の自党不祥事への真相究明意識のなさが問題

小沢一郎が強制起訴になるようですが、個人的には小沢一郎が強制起訴の案件で有罪か無罪かといった矮小になりそうな問題にはなってほしく無かったですね。

それよりも、民主党が自党の不祥事への真相究明しないことが自浄能力の欠如の点で問題だと思います。

基本的に疑惑が持たれた政治家が国会で真相を究明する際にはいろいろな方法があります。現職首相・閣僚の場合は憲法に規定された国会出席義務で国会の政府答弁席に立たされますが、現職首相・閣僚以外の場合には以下の方法があります。

つまり、対象となる政治家にとって「証人喚問参考人招致政治倫理審査会出席」という形で難易度が変わって行きます。

小沢一郎事件は全面無罪を主張しているからともかく、鳩山由紀夫の偽装献金事件は身柄拘束されていない当事者である秘書が一貫して有罪を認めていた事件でした。鳩山由紀夫事件については野党が他の秘書や母親などの重要人物の国会出席による真相究明を求めていた案を民主党が拒否しましたからね。2002年にボロクソに言っていた鈴木宗男を2009年に衆議院外務委員長に起用した民主党に自浄作用を期待するのは無理なんだろうが。

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