仙谷由人法務大臣って何のギャグだ(笑)

柳田稔法務大臣の辞任のタイミングが誤った。そもそも、検察改革が叫ばれる今の時代には法務行政に疎かったのはふさわしくなく、そういう意味では時代と就任のタイミングも悪かった(就任時は大阪地検証拠捏造事件も発覚していなかった)。

今回の法務大臣への問責決議採決&辞任は中間政党と目される公明党社民党の動きが大きかった。参議院で第一党とはいえ過半数割れをしている政権与党としては、公明党社民党の中間政党をできるだけ味方にしておきたい。しかし、小沢一郎の国会招致も実現せず、創価公明と敵対関係にある矢野絢也公明党委員長に勲章を出したり、公明党との関係は悪くなっている。また、社民党も党首が弁護士の福島瑞穂だから、ああいう発言をする法務大臣を替えさせるべきだとことになり、全野党一致で法務大臣を辞めさせることで一致させてしまったことが大きいね。

全野党が賛成する中で問責決議が可決されても法務大臣にしがみついたままだと、与党・内閣支持率がどんどん下がっていっただろう。仮にそれを打開するには画期的な検察改革案を通常国会までに出して法務大臣として実力を示すことができればよかったが、そこまでの知識と時間的余裕はなかったようだ。

しっかし、法務大臣の後任が仙谷由人官房長官だって? 尖閣漁船の船長を事実上釈放の指揮権を発動したのは影の総理こと仙谷由人官房長官なのは公然の秘密。その仙谷由人官房長官が個別事件について検事総長に指揮権発動できる法務大臣って何のギャグだ(笑)。
人気ブログランキングへ
鈴木宗男衆議院外務委員長起用問題を見るにはここをクリック