民主党、衆院補選不戦敗

民主、独自候補の擁立断念へ 衆院愛知6区補選朝日新聞 2011年4月4日)


民主党は12日告示、24日投開票の衆院愛知6区補選で独自候補の擁立を断念する方向となった。党勢回復の兆しが見られないうえ、東日本大震災の復興対策で自民党などの野党に協力を求めている中、国政選挙であえて対決する必要はないと判断した。

政権党が補選で不戦敗となるのは異例。自民が2007年7月の衆院熊本3区補選で候補者擁立を見送って以来となる。

愛知県は2009年の衆院選で民主が15小選挙区で全勝した「民主王国」だった。しかし、同党の衆院議員だった河村たかし名古屋市長率いる地域政党減税日本」の党勢拡大のあおりを受け、低迷。2月6日の知事選、名古屋市長選では党推薦候補が惨敗。3月13日の名古屋市議選でも議席を半数以下に減らした。

衆院愛知6区補選は、同区選出だった民主の衆院議員が名古屋市長選に転出したため生じた。民主にとっては落とせない選挙だったはずだが、党本部から候補者擁立を任されていた県連は有力な候補を見つけられず、断念した。

党本部にも「震災復興で自民との大連立も視野に入る中、対立するのはいかがか」(幹部)との声があり、党本部主導の擁立も見送った。

補選には、自民党衆院議員の丹羽秀樹氏(38)、共産党の新顔で党准中央委員の河江明美氏(45)らが立候補を決めている。減税日本も擁立を模索している。

民主は自分たちが作った補選で不戦敗www
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