殺人罪事件の保釈
殺人罪の被告を保釈決定、仙台高裁が取り消し(読売新聞 2011年4月22日)
東京都中野区で1999年、男性(当時31歳)が殺害された事件で殺人罪に問われ、東日本大震災により裁判員裁判の審理が中断した当時19歳の男性被告(32)の保釈を仙台地裁が決定した問題で、仙台高裁(飯渕進裁判長)は22日、地裁の決定を取り消し、保釈請求を却下した。 震災で公判が無期限延期となったことなどから、被告の弁護士が18日、「拘置が不当に長期に及び、証拠調べがほぼ終了しており、証拠隠滅の恐れがない」などと保釈を申請し、地裁が20日に保釈を認めた。 一方、仙台地検は「証拠隠滅の恐れは残り、逃亡の恐れも高い。拘置が不当に長期に及んでいるとは言えない」などとして20日に抗告した。 |