震災対応と内閣不信任

「震災対応に政治空白を作らないためにも内閣不信任を可決してはいけない」
とか言っている奴がいるけどよ。でも、今一番の政治空白の原因を作っているのは民主党執行部(特に首相の菅直人)ということを忘れている。

予算案自体に大量の赤字国債発行を想定しているのに、未だに特例公債法案が衆議院通過すらしていない。参院選や地方選挙で殆ど敗北しているのに党執行部は全然責任を取らない。

しかし、震災対応時に内閣不信任で政局争い云々言っている奴に言いたいことがある。かつての村山内閣は1995年6月に兵庫震災やオウムの混乱もあるのに、野党は内閣不信任提出してきましたからね。兵庫震災の混乱もあるのに不信任に賛成した野党議員には当時新進党国会議員であった岡田克也民主党幹事長も含まれます。これは問題なかったんでしょうかねえ?

それと「震災対応のために政治空白を生むな」とか言っているのだったら、仮に不信任可決なら総辞職を拒否して解散総選挙というのは一層おかしい。解散せずに総辞職して新政権を発足させることが、政治空白を少なくすることにつながるが(鳩山→菅は6月2日退陣・6月4日首班指名だった)、解散総選挙なら30日近く政治空白を生むからだ。
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