党員資格停止と民主党代表選
岡田幹事長よ、菅降ろしの仙谷官房副長官は処分しないのか!?(日刊ゲンダイ 2011年6月14日)
●裏には小沢憎しの思惑だけ 民主党は13日の役員会で、今月2日に行われた内閣不信任案の採決で欠席、棄権した15人の所属議員の処分を決めた。 3カ月の党員資格停止は小沢一郎、田中真紀子、内山晃、太田和美、岡島一正、川島智太郎、笠原多見子、三輪信昭。厳重注意が石原洋三郎、金子健一、木内孝胤、黒田雄、瑞慶覧長敏、処分なしが古賀敬章、三宅雪子。 「当初、菅首相は小沢元代表を除籍し、他の議員にも一律党員資格1年停止などの厳しい処分を科すように岡田幹事長に迫っていた。ところが、輿石東参院議員会長が猛反発し、今回の処分に落ち着いた。党員資格停止処分を食らったのは2回生以上か予算案採決でも棄権したダブル造反の1回生。今回だけ造反した1回生は厳重注意となった。医師の診断書などがあった三宅らは、処分なしになりました。執行部は党員資格停止者の国会の役職解任には踏み込まず、当選1、2回生に支払われる交付金の上乗せでも差別しないことになりました」(民主党関係者) これをもって、岡田執行部の「温情」だとか「腰砕け」とか、大新聞はイロイロ書いていたが、バカも休み休み言えといいたくなる。何が温情だ。岡田たちが今、菅降ろしをしているではないか。アチコチで退陣を促している仙谷官房副長官はどうなるのか。 こちらは処分なしで、不信任の棄権、欠席は党員資格停止とは、あまりにふざけた理屈だ。要するに、来るべき代表選で、小沢グループの数を1人でも減らすために3カ月の党員資格停止にしたのである。この執行部の身勝手、デタラメ、薄汚さには言葉を失う。 |
ただ、党議拘束に違反して内閣不信任に反対しないことと、党内議論において菅退陣を促すことは次元が違いますからね。その意味ではこの批判は的外れです。