自民党参院幹事長人事

自民、鴻池参院幹事長案を否決 中曽根会長進退もスポニチ 2011年9月30日)


自民党参院執行部人事は30日、参院幹事長に鴻池祥肇元防災担当相を起用するとの中曽根弘文議員会長の人事案が投票に持ち込まれた上で否決されるという異例の展開となった。

中曽根氏は新たな人事案を提示する意向を示したが、8月30日に続いて再び人事案が受け入れられなかったことで事実上の不信任を突きつけられた格好。記者団に「反省すべき点は反省するが、任期は3年ある。会長職を全うしたい」と辞任しない意向を表明したものの、進退問題に発展する可能性もある。

参院執行部人事をめぐる混乱は、中曽根氏と、中曽根氏の党運営を批判する町村、古賀、額賀3派の「反執行部」との対立が背景。中曽根氏はこの日の特別総会前に鴻池氏に参院幹事長就任を要請し受諾されたが、反執行部側は古賀派溝手顕正国家公安委員長を主張、反発を強めていた。

特別総会で中曽根氏は、鴻池氏の起用と併せ、反執行部側の信頼も強い脇雅史国対委員長山本一太政審会長を留任させる案を提示し正面突破を図った。しかし反執行部側は了承せず、中曽根氏は異例の投票での決着に追い込まれた。

中曽根氏は今後、人事案を検討するが、議員会長続投を図るには「溝手幹事長」をのまざるを得ないとの見方が強い。別の人事案を示す場合、内容次第では反執行部による「中曽根降ろし」につながるとみられる。

やれやれ、2008年の日銀総裁人事みたいになってきたな。
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