東京都議会議長不信任可決

「我欲で職に固執」 議長不信任を可決 都議会史上初産経新聞 2011年)


東京都議会定例会会期末の18日、「議会運営を停滞させ、議会を混乱させた」などとして、自民党民主党の和田宗春議長の不信任決議案を提出し、自民、公明党などの賛成多数で可決された。議会局によると、議長の不信任決議案可決は都議会史上初めて。ただ、決議に拘束力はなく、辞職が強制されることはない。

可決を受けて、和田氏は「不信任が可決されたことについては、私の落ち度もあるとは思うが、不信任を受けるほどの理由なのかどうかは疑問だ」と語った。

9月21日に開会した都議会定例会は、議長人事をめぐって紛糾。都議会の慣例では今定例会が議長の交代時期だとして、和田氏の辞任を求めた自民と、これを拒否する民主の対立が深まり、空転状態に。当初は、今月7日だった会期末を18日まで延長。延長は平成14年以来、9年ぶりの事態だった。

決議の提案理由で自民は「(和田氏は)都議会の歴史と慣習を顧みず、我欲によってその職に固執した」などと指弾、「都議会議長の名誉ある職を務めるに値しない」とした。これに対し、民主などは「極めて遺憾。和田氏には何の瑕疵(かし)もない」と反論した。

都議会(定数127、欠員2)は、9月に民主都議が会派を離脱して、単独で新会派を設立した。このため自民、公明などの石原慎太郎知事与党側が62議席、民主、共産党などの野党側が議長の和田氏を除き61議席となっている。

都道府県議会議長に対して不信任が可決されたのは初めてじゃないか?

地方議会の議長職は地方議員職が保たれる限り、職を失うことはないからねえ。後は以下の方法しかない。

  • 都民によるリコールで議員解職
  • 都議会による除名
  • 都議会による一定期間出席停止

議員解職と除名は実現性がないが、一定期間出席停止ならできるかもな。
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