平田参院議長・・・

参院議長に平田氏 輿石氏との近さ決め手に日本経済新聞 2011年11月11日)


参院は14日の本会議で、5日に死去した西岡武夫の後任に平田健二参院幹事長を選出する。参院第1党から議長を選ぶ慣例を踏襲した。平田氏は参院議員会長を務める輿石幹事長に関係が近く、人選ではこうした要素が影響したとみられる。与党が過半数に届かない「逆転国会」では野党との調整が課題。平田氏の手腕は早速、問われる。

平田氏は1995年に新進党で初当選し、当選3回。輿石氏を参院国会対策委員長参院幹事長として支えた。旧民社党系グループに所属。旭化成出身で、当時のゼンセン同盟では支部長を務めた。政治資金規正法違反で矯正起訴された小沢一郎元代表について「矯正起訴されたから、すぐ党が処分する必要は無い」と述べるなど、一貫して擁護の立場を取り続けた。

議長人事は議員歴や閣僚経験を積んだベテラン議員が登用されるケースが多い。陣s年は輿石氏が主導した。後任には当初、当選4回の直嶋正行経済産業相北沢俊美前防衛相、江田五月参院議長らの名前があがった。

北川、江田両氏は野党の反発が予想された。野党は菅政権末期に自民党参院議員の「一本釣り」は北沢氏が関与したとみている。江田氏も議長時代の議会運営について「中立性に欠いた」と批判的だ。野党との関係を考慮し、直嶋、平田氏の選択肢が残った。

直嶋氏ではなく、平田氏を起用したのは「直嶋氏は将来の参院議員会長として温存したかったのではないか」「結局、輿石氏が自らとの関係の近さを重視したのではないか」など見方は割れる。

野党の抵抗が少ないとの判断で選んだ平田氏だが、自民党中曽根弘文参院議員会長は11日に輿石氏と歓談し「(参院だけで)当選3回で議長就任と言うのは前例がない。尾辻秀久副議長よりも当選回数が少なく、バランスが崩れる」と、再考を求めた。最終的には容認に展示たが、波乱の芽は残した。

西岡氏が意欲を示した参院選挙制度改革も感心ごと。平田氏は11日、記者団に「任期中には改革案ができるように努力したい」と語った。

民主党は11日、平田氏の後任となる参院幹事長に小川敏夫前法務副大臣を充てることを決めた。

平田健二参院議長か・・・。予想が外れたな。
人気ブログランキングへ