自民のロートル元政治家問題(笑)

大物リベンジ、戸惑う自民 「無所属でも出馬」 どうする引退説得産経新聞 2011年12月13日)


内閣支持率急落を受け、自民党は早期の衆院解散・総選挙に向け臨戦態勢に入った。このままならば野田佳彦首相が執念を燃やす消費税増税をめぐり来年前半にも政権は立ち往生すると踏んだのだ。衆院300選挙区の公認候補選定作業も佳境に入ったが、党執行部を悩ませているのが一部ベテラン落選議員の存在だ。公認選考過程での“落選”にも納得せず、「無所属で雪辱を果たす」と意気込む者も少なくない。谷垣禎一総裁はどう引導を渡すつもりなのか。(岡田浩明)

「選挙を視野に入れながら、そのための準備態勢をしっかり整えたい」

谷垣氏は13日の役員会でこう号令をかけた。

6日には民主党馬淵澄夫国交相の対抗馬として奈良1区に新人県議の擁立を決定。これで全国300選挙区のうち241で公認候補が決まった。公明党が候補者を擁立する9選挙区を除く50の空白区も来年3月までに埋める方針だ。

党執行部の公認選定基準は「前回衆院選の公認時に満73歳以上の落選者は原則公認しない」。これに惜敗率を勘案し、「若返り」と「勝てる候補」の両立を目指す。山梨3選挙区はすべて新人に差し替えた。

そんな中、ベテラン落選議員がしぶとく抵抗するケースが後を絶たない。

まずは山崎拓元副総裁(福岡2区)。無所属での出馬に意欲を見せ、選考作業は遅々として進まない。

中馬弘毅元行革担当相(大阪1区)は9月の公募で選に漏れたが、大阪維新の会の勢いを見て「無所属が一番強い」と強気。伊藤公介元国土庁長官(東京23区)も公募に漏れたが、やはり出馬に意欲満々。深谷隆司通産相(東京2区)、島村宜伸農水相(東京16区)らも年齢が党の選定基準から外れるが、なお出馬への意欲を隠さない。

党選対幹部は「若い人を育てようという気がない」「往生際が悪い」と憤るが、無所属で出馬を強行すれば公認候補と共倒れになり、民主党候補らに「漁夫の利」を与えかねない。ひたすら平身低頭に引退を説得するしか手はないのだ。

一方、9選挙区の公認候補を決定した公明党も5〜6月の総選挙を想定し、選挙準備を加速している。支持母体の創価学会とともに各公認候補の新しいポスターも貼り始めた。東京12区で議席奪還をめざす太田昭宏前代表は10日の自民党都連大会で「次の選挙戦では自民党の勝利を。私も懸命に戦い、勝利をする決意だ」と気勢を上げた。

自民のロートル元政治家がしゃしゃり出て、反民主勢力が共倒れして漁夫の利を取られるのは困るなあ。

いっそのこと、自民党は73歳以上の比例区非公認の方針を止めて、逆に73歳以上は選挙区非公認・参議院比例区のみ公認可能とする方針転換をしてみてはどうだろうか? 73歳以上では失礼ながらいつお迎えが来てもおかしくないと周囲から思われるが、選挙区当選議員で死亡したら原則として補欠選挙対立候補が当選してしまって政党の議席数が変動する可能性があるけど、比例区当選議員なら死亡しても繰り上げ当選で政党としての議席数は変わらないからね。
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