週刊朝日の例の記事より
週刊朝日の例の記事にこんな記述があった。
この連載で私が解明したいと思っているのは、橋下徹という人間そのものである。 もし万々が一、橋下が日本の政治を左右するような存在になったとすれば、一番問題にしなければならないのは、 敵対者を絶対に認めないこの男の非寛容な人格であり、その厄介な性格の根にある橋下の本性である。そのためには、橋下徹の両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげなければならない。 オレの身元調査までするのか。 橋下はそう言って、自分に刃向かう者と見るや生来の攻撃的な本性を向き出しにするかもしれない。 そして、いつもの通りツイッターで口汚い言葉を連発しながら、 聞き分けのない幼児のようにわめき散らすかも知れない。 だが、平成の坂本龍馬を気取って、維新八策なるマニュフェストを掲げ、この国の舵取りをしようとする男に、そのくらい調べられる覚悟がなければ、そもそも総理を目指そうとすること自体笑止千万である。 それがイヤなら、とっとと元のタレント弁護士に戻ることである。 |
というか、橋下氏は首相待望論こそ根強いが、本人は「首相になる気はない」と一応言ってはいるので、「総理を目指そうとする」は厳密には不正確で、「総理に担がれようとする」のほうがより正確ではないだろうか? 日本維新の会が国会で大幅に議席を獲得すれば、日本維新の会代表という権限という観点からは、「この国の舵取りをしようとする男」という点では間違いはないけど。
不気味なのは、橋下の支持者たちが自分の殻に閉じこもって顔を見せないことである。彼らの多くが自分を誇示しているのはツイッターの匿名世界だけである。だが、本稿でそれを分析する気はない。 そんなものは、新しいものならうんこにでも飛びつきかねないテレビ局御用達のお手軽評論家連中にまかせておけぱいい。 |
橋下にはこれといって確固たる政治信条があるわけではない。 橋下にあるのは、古くさい弱肉強食思想と、恵まれない環境で育ったがゆえにそれを逆バネにした自負からくるエリート実力主義、テレビの視聴率至上主義そのままの大衆迎合主義、それに受験戦争を勝ち抜いてきた男らしく一夜漬けのにわか勉強で身に着けた床屋政談なみの空虚な政治的戯言だけである。 橋下の言動を突き動かしているのはその場の人気取りだけが目的の動物的衝動である。 おべんちゃらと薄汚い遊泳術で生きてきた。 |