橋下徹大阪市長の平成24年10月18日における発言

橋下徹大阪市長平成24年10月18日における発言


僕はね、部落差別の問題とその差別を解消させる運動論というのはやっぱり別に考えてます。で、僕は部落解放同盟を全否定するつもりはありません。やっぱり部落解放同盟っていうものがあったから過去の歴史においてね、やっぱりこれはすごい差別があったのは間違いないんです。で、そこを改善してきた、そこにおいて部落解放同盟が寄与してきてきたことは認めますけれども、ただ部落解放同盟そのものじゃなくてもね、この部落問題をこう解決していく過程において様々なね、やっぱり問題生じたことは間違いありません。これは役所サイドの方も国も含めてね、ものすごいお金が流れて、しかもそれが不透明なお金が流れていたことも間違いないです。で、いろんな既得権が生じたことも間違いない。

それからそういう地域の中でね、いわゆるえせ運動体と言いますかね、いわゆる部落解放運動というものをかたってそれを奇貨としてね、自らの私腹を肥やしていったそういう活動もこれもありますよ。それからそういう地域の人たちの中にはね、一部の人たちにはものすごい犯罪活動に手を染めてね、社会にいろんな悪影響を与えたというそういうこともあります。ただそれはその地域だけの問題なのか他の地域のことも含めてのことなのかってこれは統計的にはね、立証はされていません。その地域だから特に多いのかっていうことは立証されていない。でもこの部落差別という問題をこう解消していくにあたってね、それはやっぱり運動で解消していくにあたってはやっぱり普通の人たちが見てちょっとやり過ぎなんじゃないの、ちょっとそれは酷いんじゃないのっていうような思われるような、そういう事象があったことは間違いないです。

僕はそれはね、徹底して正さなきゃいけないっていう思いで知事時代から部落差別はまだあるけれども、まだあるけれども、でもそれをね、解決していく運動論、手法についてはね、やっぱり誤ってたところも沢山ある。特に役所の方が特別の利益を与える、特別の何かそういう、そうですね、サポートする、そこはね、昔は良かったかもわからないけれど、今はちょっとやり過ぎだと。だからそこは徹底して正していくっていうことで知事になってからね、いわゆる旧同和対策事業をね、旧ですよ、今はなくなったっていう建前にはなってますけどね、旧同和対策事業がね、そのまんま一般化してそのまんま残ってるような疑念を抱かれるような事業が府庁にも山ほどあったんです。これを全部正すものは正して10億かなんぼかこう、それを修正していきましたよ。その中で今度は大阪市長になってね、やっぱり特別の利益になって市民の皆さんから疑いを持たれるようなそういう施設については全部廃止っていう方針出しましたよ。だから僕はね、同和、部落差別はあるけれどもね、やっぱりそれを差別を助長をするようなことは全部なくしていかなきゃいけない。それはネガティブなそういう報道、ネガティブなそういう報道と同時にね、ある意味積極的に支援をするようなことであったとしてもそれも差別を助長してることって沢山あるんですね。これはもう僕はもうそれをずっと見てきてわかってる。だから市長としてはね、特別の利益にあたるようなこともこれも徹底して正していきたいというふうに思ってます。だからそういう意味では部落解放運動側の方とは僕はある意味対立的な関係にある訳です。だから部落解放運動の方もこれは困ってると思いますよ。橋下とは対立関係にあるけど、今回の問題は確かにこれ差別問題だしなあっていうことになってると思いますね。

一般市民の方はね、やっぱり僕はこの被差別部落の問題で苦しむことっていうのは絶対あってはならないっていうふうに思ってますから。今回これがこういうふうな形になってね、もう一度メディアの方もいろいろ考えるかと思いますけれども、さらに徹底してね、こういう差別問題っていうものはなくなるように、それは僕ができる限りのことはやっていきたいと思うけれども、もう一般市民の人は自分のある意味、個人の力がないからね、これはやっぱり正そうと思えばね、法的な力を使うのかそれとも行政の力を使うのかしかないですね。だからそういうことで苦しんだということであれば、大阪市役所に言ってきてもらいたいですね、市役所に。府知事時代もそういう差別をなくすためのルールを作ったりとかいろんなことをやりました。ただ差別で苦しんでる方々にもね、言いたいのはこれまでのその差別解消の運動過程において、やっぱりその地域外の人から見たらちょっと疑問に思うようなこともたくさんあったから、そういうことはちゃんと正しましょうよと。いずれにせよ差別を助長するようなことはネガティブなキャンペーンもそれからポジティブないろんな支援策も含めてそういうものは正していきましょうっていうことを僕はしっかりやっていきたいし、市民の皆さんは僕みたいな立場じゃないから、言われたら言われっぱなしになってしまうんで、そんなの大阪市役所に言ってもらいたいです。ならきちんと対応します、僕の方でね。