ムネオ長女の離党騒動

民主党大会】議長は離党騒動のムネオ氏長女・鈴木貴子氏! 候補予定者に拍手せず「正念場を迎えた党」(産経新聞 2016年1月30日)


民主党の離党が取り沙汰されている鈴木貴子衆院議員=比例北海道=が30日、都内のホテルで開かれた民主党大会で議長を務めた。

4月の衆院北海道5区補選、夏の参院選、次期衆院選の候補予定者がそろった「決起集会」の場で、離党騒動の渦中にある議員が重要な大会の“司会”を担うという異様な光景となった。

鈴木氏をめぐっては、父の宗男氏が代表を務める政治団体新党大地自民党との選挙協力を進めている。北海道を基盤とする大地は、補選で自民党公認候補の和田義明氏を近く推薦する予定。30日には、自民党が鈴木氏に民主党の離党を促し、次期衆院選自民党から擁立することを検討していることが分かった。

鈴木氏も29日に北海道選出の伊達忠一参院自民党幹事長と会談し、補選の対応などを協議した。

そんな中、民主党大会の議長に選出された鈴木氏は「まさに正念場を迎えた民主党にとって大変意味のある、いや、意味を持つべき大会だと思っている」とあいさつ。周囲には事前に議長を辞退する意向も示したが、最終的にそのまま務めた。

淡々と議長役をこなした鈴木氏だが、党大会の後半では、民主党系の無所属候補として補選で和田氏と対決する池田真紀氏が登場。ステージに上る際に議長の鈴木氏と黙礼し合った池田氏は補選勝利に向けた決意を訴えた。

その後、夏の参院選と次期衆院選の候補予定者が次々と登壇。会場が笑顔で盛り上がる中、鈴木氏が拍手を送ったり表情を変えることはなかった。鈴木氏は大会後、離党の意思の有無を尋ねる記者団の質問を無言で振り切り、会場を後にした。

離党騒動にあるとは知らなかった。いずれにせよ、ムネオ色にまんま染まった政治家は日本にはいらない。