鳩山総理は首相の資格なし

鳩山由紀夫は総理の資格はないでしょう。

たとえ、元公設第一秘書の政治資金規正法違反の立件について本人が知らなくても、過去に加藤紘一など他の国会議員が金銭スキャンダルで秘書に嫌疑がかかった時に「もし秘書が犯罪の嫌疑があれば、国会議員はバッジを外すべき」旨の演説をして、相手に議員辞職を迫っていた。

もし、自分が同様のことがあって国会議員を辞めないのであれば、「あの時に秘書の嫌疑がかかっただけで、他の国会議員に辞職を迫るような言葉を使ったのは間違いだった」と言ってオトシマエをつけないといけない。

それに、秘書の無罪主張をせずに秘書の罪を認めるとも取れる姿勢を取っているのだから、最も信頼すべき自分の議員秘書を長期間に起用にあたっては、自らの政治資金問題に絡んで刑事訴追されるような人間を起用していたこと自体、人を見る目がなかったことを露呈していることになる。信頼性や直属の部下や長期間起用という観点で、自分の公設秘書の起用は官房長官や幹事長などの他の人事の起用とはわけが違うのだから。

以上の点で鳩山由紀夫内閣総理大臣の資格がないので、秘書が起訴された時点で辞めるべきだった(というか、自民党政権なら首相の公設秘書が政治資金スキャンダルで起訴されれば、確実に退陣モノだ)。あの時に辞めていればスキャンダル退陣とはいえ、2009年8月の衆院選で圧勝した人間として人々のいい記憶も残ったままだっただろう(後任総理は党首選の時間がないので菅副総理に暫定的に首相をさせ、2010年度本予算成立後に党首選をやればいい)。

正直言って、民主党は2009年8月の衆院選圧勝が頂点だったのだ。頂点からは上になることはなく、時間が経過する内に下がっていった。2010年1月より上がる要素が全くないわけではないが、今よりも落ちる要素はまだまだあるので、参院選までに今より落ちていく可能性も高く、参院選で勝利できない結果も予測される(ただ、自民党もだらしないので、「惨敗」ではなくあくまで「勝利できない」と書かざるをえない今の政治状況が悲しい)。鈴木宗男の対応が2002年と2009年で180度変わるように、開いた口がふさがらないような対応が度々起こっている。

民主党には自民党ができなかったことに対しては期待している部分もあるが、ある意味では自民党以上に厄介な問題を内包しながらそれを解決しようとしない政党になってしまっている。
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