政治家の世襲規制とは何なのか?

安倍晋三首相や福田康夫首相が投げ出しと批判される辞任をしたことで、世襲に批判が集まり、民主党さんは世襲批判をして内規で世襲規制をしましたっけ。

民主党の内規の世襲規制は、配偶者及び三親等内の親族であること、同一選挙区から立候補することでしたよね。地方区割り選挙が維持されている上で、何で国会議員が親戚にいる人間だけが親戚が出ていた選挙区から立候補規制されなきゃならないのか理解に苦しむんだが。みんな平等に一番有利な選挙区から立候補できないようにしないとフェアじゃないと思う。

鳩山由紀夫総理は「選挙区が違うから世襲ではない」言ってたけど、父親の鳩山威一郎参議院比例区(全国区制)ですよね(1992年引退)。ということは、由紀夫総理が1986年衆院選に立候補した旧北海道4区も全国区の選挙区の一部ってことで引っかかるのではないでしょうか?というと、全国区制の国会議員の子弟は世襲制限でどの選挙区でも立候補できないことになってしまう・・・。

選挙のシステムその1(一地域制、連記制)
これは前にもいったけど、世襲云々とは別に地方区割りの選挙制度そのものに問題があると思う。最高裁判所裁判官国民審査のように全候補者について「賛成」・「反対」・「棄権」を選べる究極のシステムがいいと思えてしまう(費用面で非現実的であるという指摘はありますが)。世襲であろうがなかろうが、現行の地方区割り選挙が維持されている限り、実刑判決を受けるほどの汚職嫌疑がある田中角栄中村喜四郎鈴木宗男のような政治家でも一部の地域にしか支持されていないような政治家が当選し続ける仕組みは問題がある。

もっとも、鳩山由紀夫総理の1986年衆院選に立候補した旧北海道4区は鳩山家が開拓した場所でもあるので、家と全く無縁というわけでもないんだがね。

PS・8年前の2002年2月20日は、鈴木宗男が外務省問題に絡んで、国会で参考人招致をされた日です。
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