あさま山荘事件の終結日(日本警察 VS 連合赤軍)

今日から38年前の1972年2月28日はあさま山荘事件終結日でありました。警視庁特科車両隊長と警視庁第二機動隊隊長と新潟スナック経営者の3人が死亡し、27人が負傷者したものの、人質を無事救出し、立て篭もり犯5人全員を逮捕した事件です。

あさま山荘事件ってテレビの視聴率が90%近かったらしいが、当初はなんであれほどテレビの視聴率が高かったのかイマイチ分からなかった。過激な演説をしたわけでもなく、人質は一人の一般人だけであり、有名人の関係者だったわけでもない。大勢の乗員乗客を人質にして北朝鮮に亡命しようとしたよど号事件のほうがよっぽど注目されるべきだと思った。

しかし、警察にとってあさま山荘事件は有利な建物の構造を生かして立て篭もったまま猟銃や鉄パイプ爆弾などを用いた過激派との事実上の戦争であっただろうし、死者2人、負傷者24人を出したこともあり意識が強いだろう。また監禁時間が金嬉老事件の88時間を超えて、216時間と解決に長期化したために国民の注目を集めたことを考えると、テレビの視聴率が高くなったこともわからないわけではない。

立て篭り5人中4人は坂口弘は死刑、吉野雅邦は無期懲役、19歳少年は13年懲役、16歳少年は中等少年院送致になったが、坂東国男は1975年に日本赤軍によるクアラルンプール事件で超法規的措置で釈放されて公判停止となり、今も国際指名手配されている。
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