総務大臣の原口一博の鈴木宗男追求を振り返るコメント

総務省HP 原口一博総務大臣の2010年1月19日の会見(ウェブ魚拓)


私自身の反省を考えると鈴木宗男さんの事件がありました。あのときに私は、上田さん、それから辻元さん、あのときは自由党でしたけれども、達増さんと4人で組んでやったわけです。そのほとんどの情報が、今、振り返ってみると、当時の権力側から出てきたもの、あるいは、これはジョン・ムウェテ・ムルアカさんについてもそうなのですけれども、外務省は旅券を偽造したと言ったわけです。偽装するような悪い人間を認めていいのかと一色になったわけですけれども、彼は日本人として帰化をされている。法務省は認めているわけです。ということは、彼の人権というのは、いまだに回復されていないわけですね。
2002年9月に、民主党鈴木宗男は証人喚問で3件について偽証したと告発しましたよね?  偽証罪の内2件は原口大臣の質問に対する証言が偽証の疑いが極めて強いとされたものであり、裁判で偽証罪は一二審で有罪判決が出ましたが、その上で鈴木宗男衆議院外務委員長に起用したのは民主党です(なお賄賂罪などでも一二審有罪判決が出ています)。

鈴木宗男への参考人招致や証人喚問では「そのほとんどの情報が、当時の権力側から出てきたもの」とのことですが、(ムルアカ問題は原口大臣の言い分を認めるにせよ)鈴木宗男を証人喚問で偽証罪で告発した3件(内2件は原口大臣の質問に対する証言)については自分たちで全く裏を取らずに偽証罪で告発したのでしょうか?

また、民主党は証人喚問で証人に対して偽証罪告発をした例は姉歯秀次事件や守屋武昌事件でもありましたが、これも権力側から出た情報を鵜呑みにして、自分たちで全く裏を取らないまま偽証罪で告発したのでしょうか? 2004年11月、鈴木宗男への偽証罪の一審有罪は川端達夫民主党幹事長(現・文部科学大臣)も肯定的評価をしてましたが?

鈴木宗男偽証罪の有罪が確定すれば、一二審で有罪判決が出ているのに鈴木宗男衆議院外務委員長に起用した民主党の責任が当然問われることになります。

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