JR福知山線脱線事故(09年体制)

JR福知山線脱線事故はちょうど5年前の2005年4月25日のことでしたね。今日はそのことについて書いてみます。

神戸地検は安全担当役員だった山崎正夫JR西日本社長を、業務上過失致死傷罪で起訴。検察審査会の起訴議決を受けて、歴代3JR西日本首脳(井手正敬、南谷昌二郎、垣内剛)を業務上過失致死傷罪で強制起訴となりました。

個人的には安全担当役員として山崎正夫JR西日本社長なら有罪にできると思うけど、検察審査会の起訴議決による歴代3JR西日本首脳を有罪にすることは難しいと思う。ATSなどの効能を知り、安全対策担当に直接あたっていた山崎正夫氏ならともかく、JR西日本首脳がATSの効能やJR函館線の事故と事件現場のカーブとの結びつけて、危険性を予知できたとする情報を知っていたするのは3JR西日本首脳についてはかなり難しいと思う。

同じ強制起訴の明石花火大会歩道橋事故の副署長の場合はまだ有罪にできる可能性がある。また、過失犯の共犯として公訴時効の停止が認められるのかがポイントでしょうね。

2009年は裁判員制度検察審査会の強制起訴制度、自民党から民主党への政権交代などがありました。市民の司法参加が多く制限された自民党の長期政権の「55年体制」が終わり、政治や司法が大きく変化した「09年体制」が2009年から発生したと言っていいかもしれませんね。

ただ、民主党政治は一刻も早く終了させなければなりませんが。

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