国民新党の下地幹郎の鈴木宗男の衆議院外務委員長就任容認コメント

下地幹郎のブログ(2009/09/18)ウェブ魚拓


今日は、12時からの本会議が延びて、13時から10分間行われました。

開会が伸びた最大の理由は、外務委員長に鈴木宗男先生が指名されることに、自民党が反対したからであります。

自民党としては、自らが反対だということを明確にしようとして、採決の中で記名投票をしたいということでありましたが、最後は議長が指名するという形に落ち着きました。

しかし、委員会で決まったことに対して、このように反対するということはおかしいと、私は思います。

委員会はあくまで衆議院の一部に過ぎない。衆議院の本来の議決機関は衆議院本会議だ。委員会の言うことをそのままOKしろだと、委員会のメンバー以外は意思もなく勝手に判断しろってことになる。それなら、2005年通常国会の郵政法案も郵政民営化特別委員会で出た「法案賛成」という結論について、特別委員会のメンバーではない国会議員も本会議で何の疑問を持たずに賛成しなければいけないことになる。

そもそもやまりん事件に絡んで2002年の鈴木宗男への逮捕許諾決議だって議員辞職勧告決議だって、下地先生は賛成しているじゃないですか。これはやまりん事件に絡んで鈴木宗男の身柄拘束をOKしたり議員辞職勧告をしたりしたのは、下地先生が鈴木宗男を刑事事件で有罪に問われる可能性が可能性が極めて濃厚と判断していたことになる。

またやまりんだけじゃなく、島田建設から賄賂を受け取った賄賂罪、政治資金を1億円裏金にしたり住宅購入資金に流用した政治資金規正法違反、3件について国会で偽証した議院証言法違反で一二審実刑判決が出ている鈴木宗男衆議院外務委員長に起用するのに反対するなんて、おかしいだろ。それに島田建設の賄賂や政治資金問題は共犯の秘書の裁判は有罪が確定して、再審すら起こる気配がない。

自民党云々とか書いていますが、他の野党である公明党共産党みんなの党鈴木宗男外務委員長起用に反対していることについては、下地幹夫議員はどう弁明されるんでしょうか?

一二審有罪判決が出た事件について無罪の論拠を示さないまま鈴木宗男衆議院外務委員長に起用することを堂々と容認する発言を国民新党幹部がするのであれば、国民新党は刑事事件で有罪となる可能性が極めて濃厚な人間を要職に起用するモラルがない政党と自ら宣言したといってもいいでしょう。
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