普天間基地問題

1972年5月15日に沖縄が日本に返還されてから今日でちょうど28年です。

今、普天間基地問題で揺れてますが、正直言って鳩山政権はボロボロですね。民主党は米国、移設先自治体、連立与党にどれも八方美人な対応をしたあげく、結果として「先送り」にして「普天間基地の固定化」という一番ワーストな選択肢になりつつある。

正直いって普天間基地問題は沖縄に一部泣いてもらうか、米国との軍事戦略の空白を作るしかないと思っている。個人的には名護市の辺野古に移設を決定し、それをもって沖縄米軍基地のグアム移設を進めることで沖縄南部や宜野湾の負担を軽減したほうがベターだと思う。

もし、普天間基地を沖縄以外にするのであれば、日米軍事戦略の地政学的にどうしても米軍がアジアへの軍事プレゼンスが軽視することになってしまう。沖縄に海兵隊基地を置かないというのなら、それに変わる安全保障構想が必要となるのだが、それがないのでは様々なデメリットを甘んじて受けるしかない。

地元自治体が合意をするのが望ましいが合意をしないのなら、最終的には地方自治体の長から一部権限を国に移行して強制的に進めることはできないことはない。

先述の通り、今の政権が県外移設に踏み出せない中で名護市への移設を拒否するだけでは、沖縄南部など他の沖縄基地の県外移設へも支障が出る可能性が否めない。先述の通り、普天間基地も含め、他の沖縄基地の県外移設が一切進まなくなる恐れもある。

正直言って鳩山内閣は最悪だ。他の政策でもボロを出し続けているが、普天間問題は鳩山首相の八方美人さと決断不足が招いた典型的な問題と言えるだろう。

人気ブログランキングへ

鈴木宗男衆議院外務委員長起用問題を見るにはここをクリック