高速増殖炉「もんじゅ」の炉心中継装置の引き抜き

高速増殖炉もんじゅ」の炉心中継装置の引き抜きが始まりましたね。

つうか、原子力の専門家たちが福島原発事故で対応に追われている中で、もんじゅ問題の本格着手というのもなあ・・・。もんじゅで何か大変なことがあったら、原子力事故対応は二正面作戦になってしまう。どうせなら、福島原発事故が収まってからにして欲しかった。まあ、もんじゅはナトリウムを液体化するコストなどで一日に数千万円かかっているのもあるので、いち早く稼動させたいんだろうけど。

私は福島原発事故が起こった後でも原子力発電というのはオプションとして残すべきと考えます。今、原発にボロクソにいっている人たちがいますが、調べてみれば欠点があるといえどエネルギー密度が高いなどの有利点を持つ原子力というエネルギーがいかに大きな魅力的なエネルギー源ということは世界各国のエネルギー関係者をひきつけます。

ただ、現在は研究段階の高速増殖炉などの核燃料サイクルというのは自主エネルギーの確立という理念自体は理解できないわけではないが、ワンススルーよりコスト面が高くなる点とかが解決されてない。原子力に理解をある人でも、高速増殖炉プルサーマルはとっとと潰して、ワンススルーにしろという人はかなりいますしね。炉心中継装置をどうしようもない限り廃炉もできない「もんじゅ」だが、炉心中継装置問題が解決すれば、とっとと廃炉にしろという人はかなりいますわな。
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