格差是正デモ ホワイトハウス前で逮捕者も 過激化に懸念

格差是正デモ ホワイトハウス前で逮捕者も 過激化に懸念産経新聞 2011年10月10日)


米国に広がる格差是正を求める抗議デモは9日、首都ワシントンやニューヨークで引き続き、失業や経済格差の解消を訴えた。米メディアによると、ホワイトハウス前で抗議活動をしていた男が、警備中の警察官に靴を投げつけて逮捕されるなど、過激化も懸念されている。

前日の8日には抗議デモに参加していた反戦グループの一部が、米軍の無人機による攻撃反対を掲げてワシントンのスミソニアン国立航空宇宙博物館へ突入し、警備員と衝突して1人が拘束された。

抗議デモの拡大で、米政界の反応も分かれている。民主党ペロシ下院院内総務は9日、ABCテレビのインタビューで、デモ参加者が発信する「メッセージを支持する。変革が起きねばならない」と述べ、失業や経済格差の解消を求める抗議行動に理解を示した。

一方、来年の米大統領選の共和党候補の1人、ハーマン・ケイン氏はCBSテレビに出演し、デモは資本主義や自由な市場経済に反対する「反米主義」と批判。リベラル勢力が「国民の関心をオバマ政権の失政から反らすために連携している」と切り捨てた。

デモってのはふとした拍子で過激化する危険性はゼロではないからなあ。
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