息苦しい北京…ネット市民が不便になったワケ

息苦しい北京…ネット市民が不便になったワケ産経新聞 2011年10月11日)


意外に思う方は多いかもしれないが、これまで北京はネチズン(ネット市民)にとってそれなりに便利な面もある街だった。

近年の喫茶店ブームであちこちに喫茶店ができると、店同士のサービス競争から、無線でのインターネット・サービスを無料で提供する店が瞬く間に増加。パソコンさえ持っていれば、基本的に外出中でもさまざまな場所でネットサーフィンやメールのチェックができた。

茶店だけでなく、公立の図書館も同様。身分証明証を提示すれば、最初の1時間は無料、2時間目からも格安の値段でウェブサイトの閲覧が可能だった。

だがこの夏、インターネット関連の規制が以前にも増して強化されると、WIFIなどのサービスを提供してきた店は、原則的にすべて高額の監視ソフトを設置しなければ同様のサービスを継続できないことになった。

同時に、公立図書館のインターネット・サービスも、ICチップ入りの身分証明証を提示しなければ利用不可に。この種の身分証明証は中国人のみを対象としているため、外国人は今後まったく使用不可、ということになる。

規制が強いようでいて、ネットに関しては意外な利便性もあった北京。だが今回の政策が形骸化しない限り、ちょっと息苦しい街になってしまいそうだ。(

まあ、中国はあの体制が続く限り、ずっとこんな感じでしょうね。
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