オウム裁判が事実上終結

オウム元幹部の死刑執行、法相「慎重に判断」日本経済新聞 2011年11月22日)


オウム真理教の元幹部13人の死刑が確定することを受け、平岡秀夫法相は22日の
閣議後の記者会見で「非常に厳しい判決が出ている。死刑執行は慎重に判断しなければならない」と述べた。昨年7月を最後に死刑は失効されていないが、オウム裁判の終結で、執行再開に向けた検討が本格化する可能性もある。

一連の事件で死刑判決を受けたのは松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、56)をはじめとする元教団幹部13人。

刑事訴訟法は判決確定から6ヶ月以内の執行を定めている。ただ実際は判決から6ヶ月以内の執行はまれで、年単位の時間がかかるのが一般的。共犯者の裁判が続いている間は執行しないのが基本だが、オウム事件では起訴された共犯者の裁判は全て終了した。逃亡中の指名手配者3人がいるものの、執行を妨げる特段の事情にはならないとの見方が多い。

13人のうち最初に死刑が確定したのは岡崎一明(現姓・宮前、51)で松本死刑囚が続く。確定準の執行と言う原則に従って教祖より弟子を選考させることには、異論も根強い。被害者の一部には「弟子はマインドコントロール支配下にあった。死刑は教祖1人にすべきだ」との声もある。

過去には確定順と異なる執行例もあり、判断は全面的に法相に委ねられている。

でも、実際には死刑執行できないでしょ。
人気ブログランキングへ