民主道連、大地との協力は「白紙」

民主道連、大地との協力は「白紙」(読売新聞 2012年1月28日)


民主党北海道(道連)は28日、札幌市内のホテルで定期大会を開催し、来賓の新党大地・真民主鈴木宗男代表は、次期衆院選選挙協力について「相談があれば喜んで話をする。なければ、はいつくばってでも戦う」と述べ、ボールを民主党に投げた。大会後、民主道連の荒井聰代表は「(連携は)全くの白紙」と話した。一方で、鈴木代表は同日の党例会で、党幹事長代行の浅野貴博衆院議員(比例北海道ブロック)を「(道内の)小選挙区で擁立したい」と述べるなど揺さぶった。

民主党道連の大会には、連合北海道の工藤和男会長や鈴木代表ら来賓、民主党道議らが出席。冒頭、荒井道連代表は、北海道新幹線の札幌延伸などに触れて「民主党は大きな成果を上げた」と強調した。

これに対し、来賓の鈴木代表は「民主党は約束を守らない姿がある」とマニフェストを守っていないことを批判。その上で、選挙協力に関して「荒井代表から相談があれば喜んで話すが、必要ないと思うなら堂々と戦う」とけん制した。

民主党とは別に行われた新党大地の例会で、鈴木代表は、浅野氏の小選挙区への候補擁立を打ち上げた。浅野氏が釧路市出身で道7区(釧路市など)のほか、公明と自民党道連が擁立を目指す道10区(岩見沢市など)を「面白い選挙区」(鈴木代表)とした。

しかし、いずれも民主党の現職議員がいる。鈴木氏はこの日、「前回選挙での民主党との選挙協力は今も生きている」と、一定の気配りも見せたが、民主党側に波紋が広がった。同党道連の岡田篤幹事長は取材に対して、「(民主党新党大地の)お互いにメリットがないと、協力の意味がない。党本部と相談し、冷静に対処したい」と述べるにとどまった。

民主と大地が相討ちで落選すれば一番いい。勿論、石川や松木の選挙区も同様に。
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