選挙のシステムその1(一地域制、連記制)

北海道のことを大きく掲げる政治団体の政治家である鈴木宗男が「北海道」のことを多く掲げて選挙戦に望み「北海道人」だけの選挙で国会議員になれば、憲法上は「全国民を代表」(憲法第43条)して選ばれたことになるんだよな・・・。

何か納得いかないな。もっとも、これは参議院で昔あった全国区制を除けば、一地方区分の国政選挙では選挙区のことを訴えて選挙区の有権者だけの選挙で当選した国会議員ばかりなのだが、鈴木宗男の場合は比例区政治団体からして地域色丸出しなんだよね・・・

前にも書いたけど、最高裁判所裁判官国民審査のように全候補者について「賛成」・「反対」・「棄権」を選べるのが、究極のシステムだと思う(手間とコストから現時点で非現実的なのは確かだが)。

そうでなくても、参院選の地方複数人区とかも問題がある。参院選の地方複数人区は完全連記制にしたほうがいいと思う。今の参議院2人区って殆ど二大政党が一候補ずつ仲良く分け合って当選となるが、殆ど無風選挙になっている。政党が2候補を擁立すると同士討ちという側面もあるので、2候補とも当選するのは難しいから、1候補だけにしている。完全連記制にすれば政党の支持者は2票を政党の候補に投票できるので同士討ちが回避でき、2人区でも2人当選が見込める。3人区なら3票、4人区なら4票、5人区なら5票、と投票できるようにすればいい。現行の参議院地方区選挙は一票の格差の問題があるが、それはまた別の時に機会にあれば書こう・・・

貴乃花親方が立候補して注目された相撲協会理事選でも思ったけど、なんで1人1票だけなんだろうね? 理事改選が10人なら、完全連記制で10票持たせればいいと思う。今回なら11人立候補して改選理事10人に対してふさわしい10人に投票すればいい。そうすれば、貴乃花親方排除勢力が一門の中で票を割り振る必要もなかった。

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