小沢一郎VS検察(勝利とは何?・検察の意図?・小沢一郎に甘えん坊な民主党?)

2月4日に石川知裕議員の拘置期限が切れます。

世間では小沢一郎と検察がどちらが勝つかとか騒いでいる人もいるようです。

小沢一郎自身が立件できなければ「小沢勝ち・検察負け」、小沢を有罪にできれば「小沢負け・検察勝ち」と考えている人もいるみたいですが、公判を維持できるだけの材料がないと判断すれば、検察は起訴はしないでしょう。ただ少なくとも秘書3人を政治資金規正法違反で起訴すれば、少なくとも4億円の不記載で有罪を取れる最低ラインを検察は確保しており、秘書3人の完全無罪という完敗となることはほぼないと考えています。小沢秘書3人がこの件で有罪濃厚な中、小沢一郎が完勝といえるのか? 自分の勘だけど、小沢一郎が起訴される可能性は20%以下だと思います。

検察陰謀論者は小沢一郎民主党幹事長から引きおろすなど政治生命を抹殺させることが目的とか言っていますね。検察に政治的意図があるかは別にして、仮に検察の捜査が、結果として小沢一郎を政治的影響力を減少させることになったとしても、検察は証拠と法に基づき捜査をして立件すべき悪質な犯行の疑いが極めて強いと判断されるものは立件すればいいと思う。私は検察陰謀論を100%否定はしない立場である。だからといって小沢一郎の不可解な政治資金の流れについて、仮に小沢本人が起訴されないにしても、説明が変わったりして説明責任が十分に果たしていないと多くの国民が感じる中で、小沢礼賛をするのは道義的に問題がある。小沢一郎の不動産問題

小沢礼賛派やアンチ検察が言うように、仮に検察に問題があるのであれば、小沢一郎自身が起訴になろうが不起訴になろうが、小沢一郎の秘書が起訴になろうが不起訴になろうが、民主党の有力国会議員が中心となり、責任を持って検察改革や公務員改革の関連法案を国会で成立させて、行政府の内閣が改革法を根拠に改革を進めればいいだけのことだろ(民主党法務大臣が指揮権持っているし)! たかが小沢一郎関連人物が検察から起訴されただけで、(会期中の令状逮捕には所属議院の同意が必要という不逮捕特権もある)国会議員が検察改革や公務員改革に取り組むことができないとかいうのであれば、それは民主党の有力国会議員は政治家として失格なんですよ!

もし小沢一郎がいなければ検察改革や公務員改革などができないのであれば、検察の捜査に関係なく、民主党小沢一郎一人に政権運営能力に依存しすぎているとして、民主党自身が人材不足で政権運営能力がないことを露呈していることになる(もっとも、衆議院外務委員長に賄賂罪等で一二審有罪判決を受けている刑事被告人を起用している時点で人材不足を露呈しているがw)。仮に小沢一郎が死んだら、人材不足で政権運営能力がない民主党政権政権運営ができないんじゃないか?
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