文部科学大臣の川端達夫の検察審査会へのコメント(2005年と2010年の違い)

川端達夫大臣は自民党橋本派日歯連献金事件では自民党幹部に検察審査会が不起訴不当議決した際には、検察審査会を評価するコメントを出してました。

旧橋本派1億円ヤミ献金事件に関する検察審査会議決について(コメント)ウェブ魚拓


民主党幹事長 川端達夫
東京第二検察審査会より本日、旧橋本派をめぐる1億円ヤミ献金事件につき、東京地検橋本龍太郎元首相ならびに青木幹雄自民党参議院会長、野中広務自民党幹事長を不起訴処分としたことを不当とする議決をしたとの通知がなされた。
本事件をめぐっては、村岡兼造官房長官と同派の会計責任者が起訴されたが、当時の派閥会長である橋本元首相ならびに青木自民党参院議員会長、野中元自民党幹事長は不起訴とされた。
この度、旧橋本派関係者間の起訴・不起訴のアンバランスが不当であり、再捜査すべきとの判断が示されたことは、多くの国民の疑問にこたえる意味でも、極めて妥当な判断であると評価する。
(中略)
政治は政治の場で真相を解明し、自浄機能を発揮するため、国会において旧橋本派関係者の証人喚問を実現するよう、引き続き強く求めていく。
衆議院予算委員会 2005年1月27日議事録

川端達夫
東京第二検察審査会が議決通知書というのを出しました。
(中略)
自民党幹部の)不起訴処分は不当ではないかという申し立てに対して、東京第二検察審査会から本日、当検察審査会の議決としては不起訴不当。要するに、検察が不起訴としたのは不当であると審査会としては答えを出した。
私は、これは、国民の率直な気持ちそのままがあらわれたと思うんですよ。

しかし、2010年に小沢一郎に対して検察審査会が起訴相当議決をした際には、歯切れの悪いコメントしか出さなくなりました。

2010年4月27日 文部科学大臣会見ウェブ魚拓


記者)
昨日、鳩山総理の資金管理団体をめぐる問題で、検察審査会が不起訴相当の決議をしました。その受止めとですね、その中で、政治資金規正法に関して、世間の一般常識と合致していないんではないかという意見が出されたそうですけれども、それに関する御意見をお聞かせください。
大臣)
検察審査会検察審査会としての、独自の権限で判断をされたんですから、特段コメントはありません。そういう見方をされたということは承知をしています。

川端達夫大臣にとって
自民党政治家の刑事責任を追求する検察審査会はいい検察審査会ですが、
民主党政治家の刑事責任を追求する検察審査会にはコメントしたくありません(笑)。

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