タレント候補

参議院選挙では政党によるタレント候補擁立が目立ってますね。

比例区では業界団体支援によって一定の組織票が見込める業界団体支援候補か、知名度によって不動票を集めるタレント候補を中心になりやすい構図になってますからね。かつての全国区とは異なり、比例区の非拘束名簿式は多く票が取れた当選者の票が他の政党の候補者に流れる仕組みですから、その傾向はますます強くなってますね。

特にタレント候補は知名度だけで政治家としての実力が欠けるとか言われますが、今の国政選挙では最高裁判所裁判官国民審査とは違い、誰それを下ろす仕組みにはなっていませんからね。最終的には有権者や候補者の良識に頼ることになるのでしょうか。

柔道家の谷亮子も民主党から立候補するようですが、政治かも柔道選手も続けるとはかなり厳しいように思います。橋本聖子は1995年に当選して1996年のアトランタ五輪自転車競技に出場したけど、「個人競技であり一人でも大部分の練習できる」自転車競技と「対人競技であり人間の練習相手が不可欠な」柔道競技では、両立の難易度は比較にならないでしょうし。

ちなみに谷亮子のニックネーム「ヤワラちゃん」のモデルとなった浦沢直樹の柔道漫画「YAWARA!」ではソウル五輪においてスポーツ記者の松田耕作が日本人選手の橋本聖子に取材する場面が存在します。

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Yawara! (6) (小学館文庫)