防衛大任官拒否過去最少

防大生任官辞退4人どまり 震災救援が影響か産経新聞 2012年3月18日)


18日に卒業式が開かれた防衛大学校卒業生の任官辞退者は4人にとどまった。辞退者がいなかった1972年までの時期を除けば、その後の最少記録は73年の5人で、これをさらに下回った。不況による就職難に加え、東日本大震災での自衛隊の救援活動が国民に高く評価されたことが入隊意欲の向上につながったようだ。

防大によると、最初の卒業生を送り出した57年から72年までは任官辞退者がゼロだった。73年に初めて5人の辞退者が出て以降、毎年5人以上の辞退が続いた。最多は湾岸戦争やバブル景気の影響を受けた91年の94人。2011年までの過去10年間は35〜10人の間で推移していた。

今回の4人の辞退理由は、2人が「自衛官としての適格性に疑問を感じた」ことを挙げた。その他は「大学院進学」と「民間企業への就職」が1人ずつだった。


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